99/09/28
99/06/08
件名 : ワイケリー飛行報告ＮＯ１
日時 : 1999年1月11日 16:39
清水＠Ｋｏｂｅ
１２月３０日午後にワイケリー到着。今年のお正月は、丸伊さんの事故の影響でか数
件のキャンセルがでたそうで、例年よりひっそりした感じをうけました。その分、飛
行順番の機体の列も短く、キッチンやシャワーの混雑も少なくて、のんびり過ごせま
した。
１２月３１日、チェックフライトの後、午後２時ＤＵＯ ＤＩＳＣＵＳ（後で詳しく
飛行性能や、癖を報告いたします。Ｌ／Ｄ４５）で、三重の岡井さんとクロスカント
リーに出発。今日のタスクは、３００Ｋ．初めて乗るが３舵のバランスがとてもいい
ので感心する。ストールや急旋回、スピードを抜いた
サーマリングなどをやってる間に、高度６０００ｆｔになったので、メリバーに向け
て出発。ブルーサーマル。
クルージングは、とりあえず８０ｋで定速クルーズしてみた。（ポーラーカーブは９
０ＫＴまでフラットと後で分かる。）伸びは、いい。複座機とは思えない。４０００
ｆｔから６０００ｆｔのバンドで進む。途中２２００ｆｔ、２８００ｆｔになったの
が唯一の危機であったが２人なので真剣に悩まなくともいいので楽。高度を回復し
て”Ｙｏｕ ｈａｖｅ．” しばらく、水を飲んだり、カロリーメートを食べて、遊覧
飛行。
前、後席で交互に操縦しながらなので本来は疲れないはずなのですが、初日で疲れが
残っており、自分で操縦してないとＡｉｒＳｉｃｋになり早く降りたくなった。リン
ゼイリバー過ぎてから、トップ８０００ｆｔにあがるが、酔ってしまい岡井さんやら
してと頼んでロックストン、ワイケリーへと苦しみながら帰ってきました。地上に降
りると一変に気分良好となりました。
平均時速９０ｋｍでした。
この日は、後から出たＡＳＨ２６（中山さん操縦）に途中で抜かれてしまい中山さん
はるんるんでした。その後何度かためしましたが同じコースを飛べば、ＡＳＨ２６が
一番早いようで次がＤＵＯ、その次がＤｉｕｃｕｓーＢＴでした。
続く。
件名 : ワイケリーＮＯ２
日時 : 1999年1月11日 18:12
今年は、６日間のうち５日クロスカントリー可能でした。
３１日ＤＵＯ ブルー６０００ｆｔ ３００ｋｍ、
１日ＡＳＨ２６ ブルー９０００ｆｔ ５００ｋｍ、６機位が同じコースを飛ぶ。都筑
さん、初５００ｋｍ。正面衝突しないかと気になってアウトサイド警戒を十分したが
ぜんぜん見つからず。この日もａｉｒ ｓｉｃｋでどうしようもなくなりパニチャ往
復でリタイア。ＤＵＯの岡井、中山さん、ＤｉｓｃｕｓＢＴの中村さんも同じコース
をトライ。ＤＵＯがラストスタートで３機ゴボウぬきで帰ってくる。中村悟も早い。
私は、しょんぼり。早く寝て体調維持しようと酒をひかえようと思う。
板野さん日没前にアウトランディング。ストロボライトを機体に設置してあったため
地上からのリトリーブ隊が夜間にかかわらず簡単に発見できたそうです。次から、装
備品に加えようと思う。
２日ＡＳｈ２６ Ｃｕ１２０００ｆｔ ３００ｋｍ 時速１２０ｋｍクリアー
使える時間帯が少ないので、典型的なスピードタスクの日だとブリーフィングがあり
ましたので、３００ｋにしてスピード練習することにしました。
コースをどの方向にとるか、回る順番をどうするか、スタート時間をいつするかで、
いいタイムがでるかどうかきまりました。
ワイケリー、メリバー、コージーコーナー、ワイケリー。スタートから２時間３０分
で飛べました。後半は、１００ー１１０ｋｔでクルージング。３０分あとのＤＵＯに
追いつかれないようにとんだのがよかったようです。ＤＵＯは、途中でＣＵなくなり
タスク変更し帰ってきました。。
今日は、３０分早くでたのでコンプリート出来ました。２時頃より地上気温４０度を
超え出すと急激にサーマルが発達し夕方５時ごろには場所によりオーバーデヴェラッ
プして、サンダーストームやシャワーがあちこちでみられるような気象です。サーマ
ルは、無茶強くアヴェレージャーで１３ｋｔがありびっくりしました。この日は８ｋ
ｔ以上を使うようにしました。
気分よく、お酒をのんでねることができました。
、
３日ブルー５０００ｆｔこの日はＤＵＯでローカル。ＡＳＷ２２の後を追いかける。
６０ｋｔでは沈下にそんなに差なし。
４日ＣＵ１２０００ｆｔ Ｄｉｓｃｕｓーｂｔ。ワイケリー、リンゼイリバー、ピー
ピンガワンカーの３００Ｋ。先行のＡＳＨ２６，後ろからＤＵＯ。マッチレースでお
互い負けないように切磋琢磨してだんだんインターサーマル早くなる。途中でサン
ダーストームの報告ありＤＵＯは途中でタスク止め帰る。
ＡＳＨとＤｉｓｃｕｓは、エンジンあるからＧＯということになりました。２０ｋ差
にまでおいつくのですが追いつけません。ピーピンガを過ぎるとブルーになりアゲニ
ストの風が強くなり、早く飛ぼうと弱いサーマルを無視したつけで、５０００ｆｔを
切り、ペースダウン。ＡＳＨ２６は、いいサーマルにヒットしてファイナルグライ
ド。４０ｋｍおくれる。後７０ｋｍでサンダーストームのため早く帰ってこいコー
ル、あたりでぴかぴかしだし、ワイケリー周囲はシャワーのカーテン。心細くて、Ｇ
ＯＥのエンジン引っ張り出して帰投。３０分前のＡＳＨ２６はゆうゆうセーフ。最後
の帰還で午後７時でした。
続く。
件名 : ワイケリーＮＯ３
日時 : 1999年1月12日 11:21
清水＠ｋｏｂｅ
１月５日、ＣＵ１２０００ｆｔ、ＡＳＨ２６．ブリーフィングでは午後３時ごろより
一気にＣＵが出て条件がよくなるがサンダーストームの発生必死ということなので、
３時間程度のスピードタスクを設定。
ワイケリー、レンマーク、コージィコーナー、ワンカー、ワイケリーの２７０ｋｍで
飛行場の北よりが主でサンダーストームがでてもすぐに帰れるタスクにしました。
予報がいい方に外れ１２時３０分には早くもＣＵが出始めましたが、だれも準備して
いません。グリッドにはＡＳＨ２６とＤＤＨのみ。（今年は、丸伊さんのようなリー
ダーがいないのでみんなのんびりやりすぎと思います。機体をパイカートまでもって
いってから食事すればいいのに、）おまけにタグまで食事休憩。しかたないので、で
セルフローンチで１時に離陸。１時３０分に８０００ｆｔで出発。
ＤＤＨは離脱してサーマリング中との返事。このころにはＣＵ十分発達し雲低は１０
０００ｆｔに達していた。８０ー９０ｋｔでの定速クルーズ、途中で雲低にたっして
からは楽勝気分、ところがレンマークからの帰りにコースを南にふりすぎたのかいい
サーマルにヒットせず７０００ｆｔから回復しない。後ろからＤＤＨの足音が聞こえ
てきたので、思い切って北に変針。これがうまくあたりまた高度回復雲低をクルージ
ングできるようになる。１００ー１１０ｋｔに増速。
ワンカーの手前でシャワーにあい、スピードダウンするも２時間５分時速１３０ｋｍ
でゴール。ＤＤＨは、途中でシャワーが発達し広範囲な迂回をしたため追いつけな
かったとのこと。
スタートの２０ー３０分の差で、気象状況および結果にすごい差がでることにおどろ
いた今年のフライトでした。
結局６日間で、２１時間、１５００ｋｍのクロスカントリーたのしめました。
ＭＩｃｈｉさん、張替さん、ありがとうございました。
続く。
件名 : ワイケリーＮＯ４ 定速クルーズについて
日時 : 1999年1月13日 11:17
清水＠Ｋｏｂｅ
クロスカントリーにでかける時に、どれくらいのスピードでインターサーマルを飛べ
ばいいか悩まれたことありませんか。ドルフィンてどのようにしたらいいかも。
いままでは、教科書どうりのマックレディリングをつかったセッティングをしていま
した。上昇率のアベレージが５ｋｔなら、５ｋｔと入力してコンピューターの指示ま
たはリングの指示にあわせてとぶやり方です。ご存知の方も多いと思います。
ところがこれは古いということで、丸伊さんや市川さんなどがやられているグライ
ダー界では常識といわれる定速クルーズに今年は挑戦してみました。
結果からいうと、これのほうが楽です。計器をみる回数も減り、速度の増減に気を取
られることがないので、疲れが違いました。また機体の姿勢
を変えることによるエネルギーロスも少ないのでは？
しかし一番は、クルージングスピードが早くなることでしょう。いままでだとプラス
になるとスピードを抜いて、マイナスだとスピードをつけていましたが十分に増速す
るまもなくプラスになったりして８０ｋｔまでの低速で飛びがちでした。強い沈下の
時だけ１００ｋｔでとぶようなありさまでした。また雲のしたのプラスでもプルアッ
プの指示がでるとやはりそれにしたがって減速してしまいます。
今回は、最初８０ｋｔで様子見て大丈夫なら９０、１００ｋｔ、１１０ｋｔとあげて
いきました。ブルーの日は９０ｋｔで止めました。バリオが６ｋｔ以上になるとサー
マリングしてそれ以下はスピードに変えるつもりでとびました。低くなるともちろん
２ー４ｋｔもひらって回りますが、ある程度の高度回復で止めもっと強いサーマルに
ヒットすることを期待して進みました。
結構いけるようです。皆様もトライしてください。
続く。
件名 : ワイケリーＮＯ５、Ｄｕｏ Ｄｉｓｃｕｓ
日時 : 1999年1月14日 12:02
清水＠ｋｏｂｅ
ＤＵＯの飛行特性については、中村悟さんがクロスカントリーに沢山乗られたような
ので中村さんにぜひ報告お願いいたしたいと思います。(私は、７時間ほどしか乗り
ませんでしたので。クロスカントリーは１回のみ。）
ワイケリーのＤＵＯ ＤＩＳＣＵＳについて、少し述べさせていただきます。昨年末
より飛行開始しております。オーストラリアでの１号機だそうです。オーナーは、関
西東海在住の７名でシンジケートをつくり購入維持しています。皆様このＭＬでもよ
くご存知の三重航空協会のメンバーです。岡井(三重副会長）、中山、中野（信州大
ＯＢ）、都筑、堀田、中村悟（同大ＯＢ）、清水の７名。
複座機でスパン２０ｍ、Ｌ／Ｄ４５。ＴＰ４で紹介された記事をみて、選びました。
現在は、テスト飛行期間で一般のかたには乗って頂いていませんが、ワイケリーのク
ラブとの話し合いがすめば、クロスカントリートレーニング用に貸し出す予定です。
教官の指導つき、あるいはクロカンの経験の深い人と一緒のフライトで、どんな飛び
かたをすればいいかを学べるのでとても参考になるとおもいます。”百聞は一見に如
かず”です。聞くところによると、同時に輸入されたＴｏｃｕｍｗａｌｌのＤＵＯ
は、フライト希望が殺到し順番まちだそうです。
単座機より高性能なのでかなり安心して、クロカンの練習が出来ます。
単座では、翼面荷重３０、５ｋｇ、複座では、４２、７ｋｇです。舵の重さは、ＡＳ
Ｋ２１よりはるかに軽いです。
*